今、世界中が新型コロナの影響によって自由に行き来ができない状態となっていますが、“物”の往来は続いています。
先日、日本の成田空港での4月の輸入額が過去最高となったというニュースが報じられました。
東京税関の最新の資料によりますと、成田空港での4月の輸入額は、1兆3,400億円余りと、昨年の同じ月と比べ26.4%増加し、4月の輸入額としては過去最高を記録しました。
これは、今、世界的に新型コロナウイルスワクチンの接種が始まっていて、最近、日本でもワクチンの輸入が本格化したことが要因と見られています。
日本の報道によると、日本政府は新型コロナウイルスワクチンの生産拠点があるベルギーからアメリカのファイザー社製のワクチンの輸入を本格化したことに伴って、医薬品の輸入額がおよそ2,100億円に上ったとしています。
ただ、成田空港の4月の輸入額が過去最高を記録したのは、どうやらそれだけではないようで、もう一つ大きな理由があるとされているんです。それは…台湾パイナップルによるもの!!
今年(2021年)の2月末に中国が、台湾産のパイナップルから害虫が検出されたとして3月1日から輸入を停止すると発表したことが発端となり、中国以外の国への輸出強化を図っていた台湾を支援しようと、日本の多くの個人、企業、自治体などがこぞって台湾のパイナップルを購入。新たな“パイナップル交流”が生まれました。
どうやらそれも、今回、成田空港での輸入額を押し上げた理由の一つのようです。昨年の4月は台湾からの果実の輸入額は「ゼロ」だったそうですが、今年はなんと!一気に1,700万円にも達したそうです!!
たしかに今回の台湾パイナップル交流は、すごい勢いで広まりましたよね。
日本で販売されているパイナップルはほぼ海外からの輸入に頼っていて、その大部分をフィリピン産が占めています。昨年(2020年)の日本のパイナップル輸入量のうち、フィリピン産が97%を占めていて、台湾からの輸入は2位でありながら、わずか3%ほどの2,100トンでした。
ところが、中国が台湾パイナップルの輸入を停止すると発表したのが今年(2021年)2月末。そこからわずか1~2か月のうちに日本では台湾パイナップルの輸入量が“爆増”!
台湾貿易センター東京事務所によりますと、今年1月から4月までの輸入量は7,300トンに達し、昨年同期の5倍に増えているそうです。
すでに昨年の年間の輸入量を軽く超えています!
成田空港は日本最大の国際拠点空港ですので、その日本に向けて届けられた台湾パイナップルの多くが、ここ成田空港に入っているということで、“台湾パイナップル交流”も成田空港の輸入額を押し上げたというわけですね。
今月(5月)も“台湾パイナップル交流”が続いていましたので、日本の今年の台湾パイナップルの輸入量はまだまだ伸びそうですし、台湾パイナップルはフィリピン産のものと比べるとお値段が4割も高いのですが、甘くて、ジューシー、芯まで食べられる!と人気を得ていて、今後も日本のパイナップル市場で台湾パイナップルのシェアが拡大していくかもしれませんね。
Rti 台湾国際放送
Rti 台湾国際放送 
