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ナルワンアワー(金曜日) - 2021-03-05_動物のサイを通じた台湾と日本の交流

  • 05 March, 2021

 北部、新竹県にあるレオフービレッジは、台湾最大のサファリパークです。1979年に8頭のシロサイを導入、現在はその数は23頭まで増え、アジア最大のサイの繁殖基地となっています。

 こうした中、世界的に絶滅に瀕しているサイの繁殖を目的として、レオフービレッジを運営するレオフーグループと、同グループの基金会、財団法人荘福文化教育基金会は、「世界サイの日」である昨年の9月22日、日本の東武鉄道と共同記者会見を開き、レオフービレッジ野生動物園で飼育されている4歳のメスのシロサイ、「エマ」ちゃんの東武動物公園へ嫁入りを発表しました。お相手は、日本で生まれた、「モラン」君ということで、嫁入りの予定日は2021年の3月ということです。そうなんです。まもなく嫁入りなんです。

 そして、昨年9月からのこの半年間、レオフービレッジ野生動物園では、「エマ」ちゃんのいわば「花嫁修業」が行われきました。その花嫁修業とは、「エマ」ちゃんが長時間のフライトに耐え、また日本での生活に適応できる為の訓練です。台湾において、これほど巨大な絶滅危惧種の動物を海外へ輸送するのは初めてということもあり、細心の注意を払って準備がおこなわれているんです。

 レオフービレッジでは、「エマ」ちゃんの嫁入りが決まると、台湾及び日本の専門家達により、輸送に適応する為の事前の訓練、鎮静剤の服用や注射、医療シュミレーション、突発的な出来事への対応などについての計画の検討をはじめました。

 台湾のレオフービレッジから、日本の東武動物公園までの輸送時間は約18時間と長時間に及ぶことから、まずは、「エマ」ちゃんと親しいスタッフによって、訓練がスタートしました。

 昨年11月、輸送の為のカーゴが完成した後は、「エマ」ちゃんを中に入れ、その環境に慣れさせる訓練が行われました。現在では輸送カードの中に入ることにすっかり慣れているということです。また、輸送時には、飛行機に乗ることになることから、現在、機内を想定した環境に慣れる為の訓練が行われているということです。

 また、健康な状態で輸送が出来るよう、食事にも細心の注意が払われています。ちなみに「エマ」ちゃんが一番好きな草はタンパク質も豊富なアルファルファだそうですが、一種類の草だけ食べていると栄養のバランスが偏る為、ビタミン、栄養分を飼料で補ったり、消化を促進させるために繊維質の多いメヒシバも与えているそうです。健康維持の為のバランスのいい食事、人間とも似ていますね。

 長時間の輸送と、慣れない土地での生活、その期間は大変でしょうが、台湾と日本の専門家たちが最大限のケア、サポートをしてくれる予定になっていますので、早く日本での暮らしに慣れ、「モラン」君と愛を育み、元気な赤ちゃんを産んでもらいたいと思います。

 

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