台湾プロ野球の中信兄弟は、先週の7日、かつて阪神タイガースでもプレーしたおなじみ林威助(リン・ウェイツゥ)2軍監督の、1軍監督就任を発表しました。また、8日、オリックス・バファローズに所属するチョウ・ヤク投手が、帰国記者会見を開きました。
この2人、実はある共通点があるんです。台湾生まれの野球選手ということはもちろんですが、おわかりになるでしょうか。実は、2人とも日本の高校、大学を経て、日本プロ野球に入団、「外国人枠を外れ」、実質的に日本人扱いでプレーをしました。
ちなみに、林氏は、高校の途中で九州・福岡県の柳川高校、大阪の近畿大学を経て阪神タイガースに、チョウ投手は福岡第一高校から、同じ福岡の日本経済大学を経てオリックス・バファローズに入団しています。
こうした日本の高校、大学ないし、日本の高校を経て、日本のプロ野球に入団した台湾の選手は林氏からチョウ投手まで7人います。林選手や、チョウヤク投手のいとこ、読売ジャイアンツの陽岱鋼・選手の成功もあり、中学を卒業後、日本の高校に留学する台湾の球児は年々増えており、近年、甲子園に出場した選手もいます。
こうした仲、彼らに続きそうな期待の選手が、東京の強豪大学に進学することが明らかになりました。それは、現在、高知県の私立、高知中央高校に在籍する曽昱磬(ソウ・ユウチン)選手です。
ソウ選手は2002年、南部、高雄市で生まれました。小学校5年生だった2014年、中南部嘉義市で行われた少年野球の大会では、毎試合のように登板、日本のチーム相手の3試合でいずれも勝ち投手となり、特に、茨城県のチーム相手にはノーヒットノーランの好投をみせ、日本キラーと呼ばれました。
高雄市の強豪中学を卒業後、2018年6月、これまでも多くの台湾留学生がプレーしてきた高知中央高校に進学、高校2年に進級後、頭角を表しセカンドのレギュラーに定着しました。右投げ左打ち、高いバッティング技術をもつソウ選手は、日本メディアから「台湾のイチロー」と呼ばれることもあります。
昨年の秋季大会は高知大会で優勝、四国地区大会に出場も準決勝で大敗し、甲子園出場の夢は叶いませんでしたが、その野球センスは高く評価され、この度、2018年に明治神宮大会で優勝した名門、東都大学野球連盟1部に所属する立正大学への推薦入学が決定しました。
台湾メディアの報道によりますと、東都大学1部リーグのチームで台湾出身選手がプレーするのは2000年以来とのことです。多くのプロ野球選手も生んでいる立正大学、競争は厳しいでしょうが、ソウ選手にはレギュラー獲得、そしてプロ野球入りを期待したいですね。
Rti 台湾国際放送
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