リスナーの皆様は、台湾のお弁当をお召し上がりになったことはおありですか。日本当地時代に生まれ、日本語の弁当の音から、中華民国台湾最大の方言、台湾語で「ビエントン」、便利の便に、当たるという字の旧字で書かれ「ビエントン」、もしくは標準中国語で「bian4dang1」と呼ばれています。
台湾では、街なかにお弁当屋さんがあるほか、コンビニエンスストアでも各種のお弁当が販売されていますが、最も有名なものといいますと、台湾の在来線、台湾鉄道の駅弁ではないでしょうか。最も有名な、ごはんのうえに、しっかり味のついた豚のスペアリブが乗ったパイコ-弁当は、台湾旅行の際はもちろん、日本の大手デパートの駅弁フェアなどでも取り扱いがありましたので、お召し上がりになったことがあるという方も、いらっしゃると思います。
台湾鉄道の駅弁は、年間1000万個以上売れており、その売上は台湾元7億元(日本円にしておよそ25億2690万円)に達します。これまでも冗談で、台湾鉄道は実は弁当販売が本業だと言われることもありましたが、このほど、標準中国語の「台鐵便當」、英語名「TR BENTO」の文字が入った新たなロゴマークが発表され、駅以外での販売にも本格的に乗り出す方針が明らかになりました。
さて、このほど、インターネットの掲示板で、台湾の人々が、いかに台湾の弁当を愛しているかが伺える議論がありました。ご紹介しましょう。
かつて日本で暮らしたことのある一人のインターネットユーザーが、「なぜ台湾と日本の弁当はここまで違うのか」という投稿をしました。このインターネットユーザーは、「日本の弁当の種類はとても多いが、ほぼ冷めており、揚げ物、焼き魚などが定番で小綺麗だ。一方で、台湾の弁当は、肉や野菜がぞんざいに並べられており、ご飯には汁やタレがかかっている」と指摘、その上で、自分はお箸で様々なおかずをつかむ事ができ、見た目がきれいな日本の弁当が好きだ」として、台湾と日本の弁当の違いについて、他のネットユーザーに見方を問いました。
そもそも台湾と日本の飲食習慣には違いがあり、それぞれ優れた点があるので、比較はできないという意見もありましたがそれは一部、「台湾風の弁当こそ王道だ」という意見が大多数を占めました。「鶏もも肉のフライ、パイコ-、共に台湾の勝利だ」、「温かいというだけで圧勝だ」、「日本には美味しいものがたくさんあるが、弁当は違う」、「日本の弁当は野菜が少ない、炭水化物ばかりだ」などの意見が寄せられました。
日本人の私からしますと、日本の弁当は冷めていても十分に美味しい味付けがなされていると思ってしまいますが、台湾を含め中華圏の人たちは、基本的に食べ物は温かくないと美味しくない、という考えの人達が圧倒的に多く、日本式の弁当は見た目は綺麗ではある事は確かだけど、あまり美味しいとは思わないという人は少なくないんです。似た点も多い台湾と日本ですが、こうした文化の違いもまた興味深いですね。
Rti 台湾国際放送
Rti 台湾国際放送 