新型コロナウイルスの影響により、現在、台湾と日本を自由に往来することができなくなっています。2019年、双方の往来は、過去最高、延べ700万人を越えました。 これだけの人のうち、今年も行き来ができるのはほんの一部、その人達も双方で隔離が義務付けされており、とても観光を楽しむ余裕はありません。現在、日本にはたくさんの「台湾ロス」の人たち、そして台湾にも、たくさんの「日本ロス」の人たちがいます。
海外に出国できず、国内旅行が空前のブームとなっている台湾においても、こうした国内旅行ブームと「日本ロス」をうまく結びつけてビジネスにしよう、という動きが出ています。
只今、台湾では国内旅行がブームと申し上げましたが、主に恩恵を受けているのは、「なんちゃって海外旅行」気分を味わえる離島ならびに、海や山、豊かな自然が残る東部エリアが中心です。一方で、都市部の高級ホテルは、これまで主にインバウンド、海外からの旅行客、ビジネス客をターゲットとしていた為、「鎖国」状態の影響をモロに受けているんです。
こうした中、台湾を代表する台北市の高級ホテル、リージェントタイペイでは、「東京グルメの旅」と銘打った日本擬似体験のプランを打ち出しています。例年であれば、顧客の4割が日本から旅行客という同ホテルならではの企画といえます。8月1日からスタート、9月末まで行われるこのプランは、1泊2日と2泊3日から選べ、一日限定10組まで受け付けています。
同ホテルには10人の日本人スタッフがいますが、これら日本人スタッフ含め、日本人旅行客へのおもてなしを行ってきたスタッフが、宿泊する台湾の人たちに、擬似東京体験を演出します。
まず、宿泊の3日前、日本人スタッフが電話を通じ、日本語なまりの標準中国語で、予約の確認を行います。そして、当日、ホテルに到着すると、部屋で、お抹茶とあんみつが提供されます。そして、食事の前には、好みの浴衣を着用した上で、記念撮影ができます。
夕食は地下3階の日本食レストランで、和牛、伊勢海老、あわびなど高級食材をつかった料理に、山口の銘酒「獺祭」も楽しめます。そして、食後は19階のラウンジで、夜景を楽しみながら、お団子とお茶を頂くことができるということです。翌朝は、指定の時間に、部屋へ和食の朝食が運ばます。至れりつくせりですね。
なお、初日の夜には、魚のセリ体験のほか、2泊3日の場合は、台北市内の名湯、北投温泉へ向かい高級温泉旅館での立ち寄り湯か、館内でのSPA体験を選べます。
価格はペアで一泊二日が一人7800元(日本円にしておよそ28300円)、二泊三日が一人11800元(4万2770円)となっています。リージェントタイペイは普通に泊まっても4、5000元する高級ホテルですので、かなりリーズナブルといえそうです。こうした企画が実現するのも、日本好きの人が多い台湾ならではといえますね。2020-08-21
Rti 台湾国際放送
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