この15年、日本の人口減少、市場の過当競争の影響もあり、台湾市場に進出する日本の外食産業が相次いでいます。近年はやや陰りは見えますが、一時期、主に台北市を舞台にした日本のラーメン出店ラッシュは、驚くレベルでした。近年は、回転寿司の大手チェーンが続々と台湾に出店しています。日本に気軽に渡航できない今、日本料理が恋しい人達の人気を集めること間違いないでしょう。
ブランド力のあるお店は、日本そのままの味を売りにしていることもありますが、台湾の人々の好みに合わせて台湾市場のみの新メニュー開発をしたり、味を少し調整する外食チェーンもあるようです。
こうしたいわば「ニューカマー」の日本料理とは別に、歴史的な縁もあるからでしょうか、台湾では様々な日本料理が、既に台湾ナイズされて台湾料理となっています。代表的なものには、おでん、さつま揚げを指す「てんぷら」、そして味噌汁などがあります。
本日はこのうち、味噌汁に関する話題をご紹介いたしましょう。この台湾式味噌汁は、標準中国語で「味噌湯」といいます。味噌にお湯のゆと書きます。お湯の湯はスープという意味なんですね。この「味噌湯」こと台湾式味噌汁、涼しい麺と書く汁なしの麺、涼麺のほか、弁当屋さん、自助餐という自分でおかずを取り分けるセルフサービスのお店、そして給食につきもののなんです。
ただ、日本の味噌汁とは違うものであるということは、多くの台湾の人達にも知られています。この度、一人のネットユーザーが大手掲示板に、「台湾式味噌汁の魂といえるものは何か、何が入っていて台湾式味噌汁といえるのだろうか」と問いかけました。
これに対して、様々な回答が寄せられました。最も多かったのは鰹節でした。「日本では、鰹節で出汁をとったら、取り出すと思いますが、台湾の味噌汁は、だしで取った鰹節がそのまま具として入っているんです。ネットユーザーは「台湾の味噌汁といえば、強いカツオの味と、煮込みすぎて細かくなった豆腐のくずだ」と指摘しました。
さらに挙がったのは甘さでした。これは私も含め、日本人が一番驚く点ですが、しょっぱい味のスープがあまり好みでない台湾の人達、味噌汁も甘いんです。この味噌汁の甘さ、砂糖を入れているのか、みりんによるものなのかその製法は謎ですが、日本の、味噌の塩味がしっかりした味噌汁とは大きくことなります。
この他、具も異なります。日本でも具だくさん味噌汁はありますが、台湾では味噌汁とはいえ台湾風にアレンジされています。豆腐やわかめが入っているのは日本同様ですが、このほか、台湾の人達の人気の具として、肉団子や、揚げた豚のスペアリブなどが挙がりました。そして、雑炊のように溶き卵が入っているものもあります。味噌汁というよりは、具だくさんの薄味味噌スープというイメージですね。
日本食にはあまり合わない台湾式味噌汁ですが、台湾料理には結構合うんです。リスナーの皆様も次回、台湾にお越しの際には、是非チャレンジしてみてください。
Rti 台湾国際放送
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