リスナーの皆様は、中華民国台湾第2のエスニックグループ、客家をご存知でしょうか。主に清朝の時代以降に、中国大陸の広東省や福建省から台湾に渡ってきた人達で、独自の文化をもちます。台灣最大の方言、台灣語を話す福建省南部をルーツとするホーロー系と呼ばれる人達には人数で叶わず、土地争いで敗れたこともあり、山に近い丘陵地が主な住居となりました。地域別では、西側においては、北部の桃園市、新竹市及び新竹県、そして苗栗県などで比率が高くなっています。こうした背景もあり、努力家が多いとも言われ、医師や弁護士、政界や財界、スポーツ界、芸能界などで活躍している人も少なくありません。
さて、このほど、桃園市の客家文化基金会と桃園市客家事務局が提携する形で、
台湾で暮らす日本人男性を主人公とし、日本人の目から、桃園市の客家人居住エリアの生活、グルメ、文化、歴史などを紹介する漫画「森の桃園客家の里、漫遊記」
が出版されました。
主人公の森田孝利(たかとし)さんは、元々台灣好きで、学生時代から台灣に遊びにきていました。その後、台灣出身の女性と結婚しました。
森田さんは、日本人が台灣を訪れた際、最も人気となるスポットとして、北部・新北市の九份の名前が上がるが、桃園市はさらに面白いとして、台北市から近い上、自然があふれ、伝統文化が息づいているほか、ゴルフ場もあると紹介しました。
森田さんはさらに、特に推薦したいのは客家料理であると強調。日本では客家料理はなかなかみかけることはないが、その美味しさは、中華料理や伝統的な台湾料理に勝るとも劣らないと指摘、日本人は必ず美味しいと感じるはずだと述べ、台灣を訪れた際には、台灣でないと食べられない土地のグルメを味わって欲しいと述べました。
桃園市客家事務局によりますと、この漫画は標準中国語版が2500セット、日本語版が500セット出版され、6冊で1セットということです。桃園市では、交流のある香川県、千葉県、石川県、宮崎県に贈り、知られざる台灣の美を知ってほしいとしています。
桃園市の鄭文燦・市長も、中国語版、日本語版の漫画のほか、アニメもあると紹介、今後、これらの姉妹都市のほか、観光シンポジウム、旅行博などで紹介したいと述べ、この漫画をガイドブックとして、日本の観光客が桃園市を訪問した際、客家の里に気軽に足を伸ばせるようになることを期待しました。
会議に出席した台湾観光協会の葉菊蘭・会長は、現時点で国境をいつ開放できるのか結論は出せず、中央感染症指揮センターの指示を仰ぐこととなるとした上で、9月に桃園市で開催が予定されている台灣日本観光サミットが期日通り開催され、それに先駆け7月、8月に双方が段階的に国境を開放できることになることを期待する、と述べました。
リスナーの皆様、次回、台灣を訪問される際は、桃園市の客家の里めぐりを行程に加えてみるのもオススメです。特にグルメ、濃いめの味付けでご飯の進む、客家料理はご満足いただけること間違いないですよ。
Rti 台湾国際放送
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