今週のこのコーナーでは、台湾と日本の姉妹都市の交流に関する話題をご紹介しましょう。
台湾中南部、嘉義県の新港郷(しんこうごう)、新しい港と書く新港郷と、日本の岐阜県飛騨市古川町(ちょう)は、2004年、古川町が飛騨市の一部となるはるか前、1994年から交流しており、2017年に双方は、友好都市提携も交わしました。そして、新港郷側は、役所に相当する新港郷公所(しんこうごう・こうしょ)、そして新港文教基金会、飛騨市側は飛騨市役所が提携し、定期的に様々な交流が行われてきました。
一昨年には、台湾の青少年が、日本のワーキングホリデー制度を活用、飛騨市へ赴いたほか、昨年の夏には、新港郷が、飛騨市の伝統工芸の職人を招き、「千鳥格子(ちどりごうし)」の組み木によるコースターや、着物の布を使って作った人形や花を糸につるして飾る「つるし飾り」の製作体験を行われました。
飛騨市は今年も、昨年に引き続き、新港郷の代表を、市内・古川町の気多(けた)若宮神社で行われる例祭、古川祭り(ふるかわまつり)へ招待していましたが、新型コロナウイルスの感染拡大により、残念ながら中止となってしまいました。この古川祭りは、世界ユネスコ無形文化遺産に登録されているんです。
ただ、こうした中においても、いや、こうした中だからでしょうか、今年も双方による心温まる交流がありました。互いの人々が、激励のメッセージを書いたボードを手にし、その写真をSNSの「facebook」にアップロードし、エールを送りあったのです。
新港郷の人たちは、新港郷の林茂盛(りん・もせい)郷長以下、新港郷公所の前ほか、新港小学校、道教の廟である奉天宮など地元の名所で、メッセージボードを掲げた写真を撮影しました。メッセージボードには、「手を携えて、この闘いに勝ちましょう」、「乗り越えられますよ」、「また逢いましょう」、「皆の健康平和をお祈りします」など、日本語でメッセージが書かれました。小学校の写真をみますと、全校生徒ではないかと思うほど、たくさんの子供達が集まっています。
一方の飛騨市側も、標準中国語で、新港郷と飛騨市の友好をPRしたほか、「私達も頑張っています。またのお越しをお待ちしています」とメッセージを送りました。
こうした双方のメッセージボードによるエールの交換を目にした台湾のインターネットユーザーは、「台湾と日本の人情味あふれる素敵な交流だ。感動した」と喜びました。
苦しい時に手を差し伸べてくれる友こそ、真の友人といえるかもしれません。コロナ収束後、双方は自治体同士の、そして市民の相互訪問などにより、さらに交流、友好を深めていってほしいですね。
(編集:駒田 英)
Rti 台湾国際放送
Rti 台湾国際放送 