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宝島再発見 - 2020-02-15 無病息災を祈る台南の「ムカデの陣」など

  • 15 February, 2020
宝島再発見
台南市の黄偉哲・市長(前列中央)もムカデの陣のテープカットに参加。(写真:CNA)
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ムカデの陣(写真:CNA)

新型コロナウイルスの感染が世界各地で拡大しています。一日も早く沈静化するよう祈っています。台湾も世界各国と同じように、こういった感染症や疫病の沈静化、すなわち市民の無病息災を祈る儀式がたくさんあります。例えば、2月8日、元宵節、ランタンフェスティバルの日に台湾南部・台南市の塩水で行われた「ロケット花火祭り」や台湾南東部・台東県で行われた、「寒単爺」とう疫病を司る神様に扮した人に爆竹を投げつけるイベントなど、みなその典型的な例です。つまり爆竹や火で疫病を追い払うわけです。これらのイベントは民間行事であって観光イベントとしても知られています。毎年多くの行楽客を引きつけています。

今週は、無病息災を祈るイベントをもう一つご紹介いたしましょう。きのう14日から四日間にわたって台湾南部・台南市の佳里区で行われている、「ムカデの陣」というイベントです。

この「ムカデの陣」を一言で形容しますと、長く続く山車(だし)パレードです。全長201.8メートルもあってギネス記録も獲得しました。ムカデのような長い台座があって、4歳から12歳までの子ども36人から108人がそれぞれ古代中国の漢の時代、唐の時代、宋の時代の武官と文官に扮して台座に座ります。大人はそれを担いで町を練り歩いて無病息災を祈る風習です。

14日から四日間、台南市佳里区で行われている、「ムカデの陣」には108人の子どもが登場しています。「仙童」と呼ばれるこれらの子どもは、道を行きながらキャンデーを投げます。「ムカデの陣」に参加した子どもたちは、すくすく育つと信じられていることから、毎回多数の申込みが殺到しているということです。

このイベントの主催機関は、台南市佳里区にある道教の廟、佳里金唐殿です。この廟は、干支のネズミ、ウサギ、ウマ、トリの年に限って旧暦の1月下旬に無病息災を祈る儀式を行います。その歴史を1823年に遡ることができます。日本統治時代、一時中断したことがありますが、81年後の1987年に再開されました。

3年に一度行われるこの儀式は、台南市を流れる川、曽文渓流域の「疫病の神様を祭る儀式」に属します。でも、無病息災を祈るのに、なぜムカデですか、ムカデはご存知のように、噛まれると、すぐに応急措置を施さなければいけない害虫ですね。中国語には「以毒攻毒」という言い方があります。毒を持って毒を攻める、制す、退治するという意味です。つまり、毒があるムカデを以って疫病を退治するという狙いです。このようなイベント、今後も続くと思います。機会があったら是非一度見てくださいね。

(編集:王淑卿)

 

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