中国語で、「鶏」は、「吉」という字と発音が似ているため、酉年になると、「吉」が入ったおめでたい熟語に「鶏」という字を当てはめて使ったりします。台湾の最大の方言、台湾語では、「鶏」は、「家」と同じ発音です。ですから、「鶏を食べて家運を上げよう」という言い方をしたりします。
台湾では、おめでたい鶏料理は、ダイナミックに、鶏をまるごと使うのがベストとされています。中国語では、まるごとの鶏のことを「全鶏」といいます。「全」という文字は、「全家(家族みんな)」に通じ、一家団らんの風景を表すからです。それに、まるごとの鶏は、頭もしっぽもついたまま。これが、始まりがあって終わりがある、というけじめの意味に通じるということで、お正月にはぴったりと考えられています。というわけで、台湾の家庭では、お正月料理を準備するとき、ほかの何がなくても、鶏肉料理だけははずせない、とされています。今年は酉年、普段以上に、鶏料理が人気を集めることでしょう。
数ある鶏肉料理の中でもとくにお正月に好まれるのは、鶏がまるごとどかんと入ったスープ、お正月の時期には、さすがの台湾でも、結構気温が下がってまいりますので、そういうときに、あったかい鶏スープがテーブルに出てくると、それだけでもう、ほかほかした気持ちになってくるものです。でも、健康志向が高まってきた近年、ヘルシーさで群を抜いているお料理「酔鶏」が注目を集めているようです。
Rti 台湾国際放送 
