台北市の統計によりますと、過去十年間、飲酒運転を繰り返す再犯者はのべ23700人で、飲酒運転者全体のおよそ16パーセントを占めているそうです。さらにそのうちの多くが、5回以上つかまっている常習犯だということもわかっています。台湾では、飲酒運転で交通事故を起こし、相手にけがを負わせてしまったり、死なせてしまった場合、その被害の程度によって、有期懲役が課されます。軽ければ2年以下、最も重いもので、10年です。それでも再犯、常習犯はなかなか減りません。一体、どのような手立てをとれば、こういう人たちの目を、しっかりと覚まさせることができるのでしょうか。台北市では、飲酒運転の常習犯に、公営斎場で奉仕活動をさせる、という新しい試みを始めることになりました。早ければ12月には、実施されるということです。台北市には、市内に、二つの市営斎場があり、飲酒運転の常習犯は、ご遺体を安置するための安霊室、火葬場などで、お掃除したり、整理整頓をすることになります。ご遺体をじかに目の当たりにすることはありませんが、それでもかなり至近距離での作業を通して、いのちの大切さを再認識し、心の底から自分の行いを反省してもらうのが狙いです。これまでになかった試みですので、効果のほどはまだわかりませんが、少なくとも、講習を受けて事故現場の映像を見る、罰金を科す、などという罰則よりは、もっとダイレクトに心に訴える効果があるのでは、と期待されています。
Rti 台湾国際放送 
