28日の大手日刊紙、聨合報に、近年、「検挙の達人」が減ってきた、という記事が出ていました。中国語の「検挙」は、密告する、悪事を告発する、という意味。記事の「検挙」は、もちろん、中国語の「検挙」です。
台湾には、「検挙奨金制度」という制度があります。法律で禁じられている行為、警察や検察だけでは人手不足で、すべてを取り締まるのは不可能です。そこで一般の人たちの力を借りて、違法行為を見つけたら通報してもらい、その謝礼として賞金を出すシステムです。身近なところでは、たばこのポイ捨てとか、黒い煙を出して走る車などの行為を通報すれば、地方自治体によっても違いますが、罰金の10%~50%、場合によっては60%が賞金に当てられます。ガムを路上に吐き捨てたとか、犬の散歩で排泄物をほったらかした、というのもアリです。
もっと大掛かりな犯罪レベルのものになると、たとえば、贈収賄。とくに、総統選挙など、大きな選挙の場合、報酬金額は最高で台湾元1500万元(日本円およそ5000万円)になることも。というわけで、台湾では、この制度を使って賞金稼ぎをするプロが存在します。これが、「検挙の達人」です。聯合報では、昨今、この達人が減ってきている、と報道していましたが、どうしてでしょうか。
Rti 台湾国際放送 
