台北市民からとても人気がある新しい台北市長、柯Pこと柯文哲・市長。就任前からずっと強調している理念のひとつに、「使用者がその費用を負担する」という考えがあります。ある程度は当たり前のことですが、政府には市民にいろいろな便宜をはかるために、これを犠牲にしている部分があります。たとえば、駐車場スペースがきちんと確保できていない、旧型の住宅街。住民の便宜をはかって、一部の路上駐車スペースが無料になっています。それから、台北市が世界にほこる公共レンタサイクルYouBike。簡単、便利に使える手軽さで爆発的に人気が出て、今ではとてもポピュラーな交通手段になっていますが、ここまで広まったのは、「最初の30分間無料」というキャンペーンが功を奏したからだと言われています。こういうものは全部、柯Pの理念に反するもので、今、こういった措置を見直す討論が行われています。柯Pがけちなのではありません。無料の駐車スペースを私物化してしまう人や、レンタサイクルのステーションを上手につないで、何時間もタダで乗り放題にしてしまう人の存在が指摘されています。実は柯Pは正義感が強く、こういう「ズル」が許せないタイプ。そこで、もっと公平、公正に、という角度から、見直し、という話が持ち上がっているわけです。最近、これらに加えて、台北市の市民サービスダイヤル、1999番も見直しのターゲットになりました。
1999番は、台北市政府の電話相談専門窓口。市民がここに電話をかけると、係の人が、相談内容に応じて必要な部門につないでくれたり、その場でわかることには、すぐに答えてくれたりするので、とても便利なサービスです。最長10分まで、と通話時間の制限が定められていますけれども、時間内なら無料で相談することができます。これが有料になるのは、市民にとって残念な気もしますが、台北市政府にとっても、やむをえない事情があるようです。
Rti 台湾国際放送 
